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モンターグの貸出票

返却期限を過ぎました。

ヒザポテト

「球体関節ってご存知です?」
「人形の関節が球体で形成してあるあれでしょ?」
「そう、それです。まあそんな感じだと思ってください」
「うん、うん…….いや分かるんだけどさわかんないよね。全く不可解」
「はは……ですよね。理屈じゃない。理屈じゃないですね」
「朝起きました。おはようございます。世界の平和に感謝、眩しい陽射しに感謝、トーストに感謝、目玉焼きに感謝、目玉焼きの黄身んとこ潰すタイミングの戸惑いに感謝。はいここで違和感!アングルは膝へズームイン!な!何!なして膝がジャガイモんなっとるんけ!?……という具合だったんでしょ?」
「見て見て、芽が出ました。毒性」
「泣くな!泣いちゃダメだ!まだ、まだ何か方法があるはずだ!」
「泣くしかないでしょ!!膝がジャガイモなんぞ!この世に膝がジャガイモのティーンエイジャーがいったい何人いるってんだ!前例なし!参考文献皆無!グーグル検索ヒット0件!ありがとうございますありがとうございます!!」
「落ち着けタミちゃん!あたしはタミちゃんの膝がジャガイモだって友達やめないよ!」
「あ、ありがとう……孕鹿さん……あのね、膝サポーター破いたの。この毒の芽が膝サポーター破く勢いで成長すんの。これでも剪定してるの。でも朝になったらギュイーン。膝から黄金聖闘士みたいな棘生えるーーん!!」
「タミちゃん!黄金聖闘士は言い過ぎ。もっとグロテスクなものやで」
「……死ぬよ、死ぬしかない」
「タミちゃん!死は何も生まない!だって死だから!希望を持つんや!」
「そんなこと言うけどじゃあわたしの未来って何なの?見て、これからわたしは成人して、就職して、結婚して、幸せな家庭を築いて(BGM:中島みゆき『糸』)……その節目節目に撮ってきた記念写真。脚の節目ジャガイモなんですけどおおおお!!同期も家族も視線は膝まっしぐらペディグリーチャムなんですけどおおおお!!」
「タミちゃん!あたし一生ジャガイモ食べない!ジャガイモを欲した時、あたしはタミちゃんの膝からいただきます!!」
「孕鹿さん……」
「タミちゃん……」
「肉ジャガ……覚えるよ」
「あっは!肉もジャガも膝だね〜!」
「ほんとだあ〜!あっは!ぶっ殺す!」
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