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モンターグの貸出票

返却期限を過ぎました。

はかいこうせん

「いいかね諸君?天性のシャイボーイなんてのはねはっきり言って生き難いのだよ。それが他人事としてのイメージだと可愛らしいだとかそんなことで片付く。じゃあシャイボーイがそれを真に受けて個性にしてしまい我道を貫きシャイおっさんになったらどうする?シャイおっさんはシャイゆえに自分の意思を主張できぬも心ではそれが正しいこととして社会的に非難され無視されても彼にはそれが正義であると信じて疑わなくなってしまったのだ。さて諸君?シャイおっさん可愛らしいですか?」

「ねぇミチヨ。その話はいいからノート見せて。宿題忘れちった」

「またかこの野郎。そういうと思ってわたしも忘れてきたぜ。先手必勝」

「馬鹿野郎!共倒れじゃねえか!どうしてくれる!」

「言えた立場ではなかろう」

「キドちゃん!キドちゃんはやってきたよね」

「え?ああ」

「見せて♡」

「やだ」

「なんでじゃあああ!?」

「スガワラはさ楽することに慣れすぎ。一回うまくいってそれが当然になる。でもそれは根拠のない自信、つまり期待でしかない。それがダメになった今、スガワラは終わりなんだな」

「キドちゃん!キドちゃそ!頼む!頼むよ!次はちゃんとするから!」

「スガワラの言葉に一貫性があったときある?私は信じれない」

「はん!いいよ!もうキドちゃんは友だちじゃないもん!キドだよ!いちキドだよ!てかギャラドスだよ!」

「よくわかんないけどお疲れさん」

「ミチヨあんたどうすんのよ?」

「一度かの地に足を運んでみたいと思っていたでごわすよ」

「ごわす?」

「廊下。2人で立とうホトトギス

「やだよ!あんたはヴァージンだからいいけどあの苦しみを知るものとしてそれはやだよ!」

「ならなぜやんない?宿題」

「だまれギャラドス!正論なんて聞きたかないよ!」

 

キーンコーンカーンコーン……

 

「あかん!始まる!ミチヨ!どうする?」

「かの地にて、アディオス!」

「こいつダメだ……キド様!すまんかった!一生のお願い!」

ギャラドスははんどうでうごけない」

「ちくしょおおおお!!!」

 

 これから夏という頃に廊下に女子二人ありけり。直立不動無心無我。青春のいっとき、いつかは同窓会のネタ。

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