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モンターグの貸出票

返却期限を過ぎました。

鳥獣保護区

創作

「ですね。ここは鳥獣保護法に守られた鳥獣保護区でありますから、鳥獣は保護されています」

ダンッ!

「今何か大きな音が」

「大したことじゃありませんよ。なにせ鳥獣保護法によって守られた鳥獣たちのための鳥獣保護区ですよ。鳥獣が銃撃されるわけもなければ鳥獣ポリスが黙っちゃいませんよ」

「や、何も銃声とまでは、この段階では断言できないのもあり一応濁したわけなんですが……鳥獣ポリスとは?」

鳥獣保護法によって守られるこの鳥獣保護区において物理的な観点で違法者から鳥獣を保護する権限が与えられた組織です。多少なり武装も施しておりますので安心してください先生。ここは鳥獣保護に対するセキュリティは万全です。安心して社会見学を実施していただけます」

ダンッ!ダンダンダンッ!お前が悪いんだぞ!

「すみません。確かに四発、それから諍いの様相が」

「先生、何度も申し上げるようですがここは鳥獣保護法によって守られた鳥獣保護区なんですよ。もう少し肩の力を抜いてください」

なんでだ!なんであんな男と!

「……見に行かれたほうが良いのではないですか?」

「いえいえ、それよりもう少し園内をご案内させてください。子供達の好奇心をくすぐる鳥獣達が沢山いますので、特に我々がおすすめさせていただいている保護対象をお見せしたいと思います」

「保護に優劣があるのですか?」

ダンダンダンダンダンッ!

「いえいえ、優劣は全くありませんよ。ただやはりそれぞれ情がありますからね。保護は前提、その中で愛情の度合いに多少の差はありますから」

ダンッ!ダンッ!

「人情の問題があるんじゃないですか?やはり様子を見に行ったほうが」

「やれやれ、仕方ありませんね。あっちはニューギニアヒメテングフルーツコウモリの保護区か……箸本のボケ……」

「箸本?ボケ?」

「いえいえ、では参りましょうか」

 

「あんなクソッたれと!どうして!?どうしてだサユリ!?」

「何やっとんじゃ箸本!」

「麻野部長!これは、こいつがライラックブレステッドローラー担当の新人と浮気して」

「じゃかあしいわーーー!ドグサレゲス(≧∇≦ピーーー)のカス金(^з^ピーーー)!!」

ダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダダ!!!

 

「……」

「ふぅ、先生。もう十分おわかりいただいたと思いますが、ここは鳥獣保護法によって守られた鳥獣のための鳥獣保護区なんですよ」

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