アントーニオの肉一ポンド

返却期限を過ぎました。

私とナイトレイン DAY2

DAY2

かれこれ6時間が過ぎていました。かれこれ6時間が過ぎていたのです。

ナイトレインが楽しみでした。だから仮眠まで取って深夜に振るい起きてかれこれ6時間です。

 

一向に犬一匹が倒せません。

や、三匹か。名前は一つだよな。でも三匹になったりいっぴ倒せません!!!!

 

かれこれ6時間です。出勤が迫ってるんです。何やってんだ。6時間あれば飛行機でベトナムにだって行けます。韓国なら蜻蛉返りも出来ちゃう。でも犬一匹倒せやしないのはどういうわけなんだ!!?

 

私の時間、確かにあったんだ。天使みたいに、笑って。

 

自らの肉体を変質させる闇術

一定時間、受けるダメージを減少させる

ただし、自らの視界も暗くなってしまう

見えないものは存在しない、ただの思い込みであるが、そうでないものがどれほどこの世にあるだろうか ── 激しい鈍麻

 

結局私は、私たちは家を出なければならない時間になっても三つ首の獣に敵いませんでした。

 

エルデンリングナイトレイン。

おもしれーーーーッ!!

ほんまかーーーッ!!!!!!!?

 

ただその日いちにちは働きながらずっとリムベルドの地理について考える羽目になりました。どういったルートを辿れば犬に勝てるのか。地図から見直さねばならないと感じたのです。

本作は戦績として足跡を辿ることが出来ます。その三日間、時には一日を越えれぬ日でさえ足取りを辿れるのです。

家を出る前にスクショした地図を眺めながら、私の昼休みは居眠りによって消し飛びました。

 

構いやしやせん。次の夜が来て勝てるのならば。

 

 

金とは呼べぬまがい物だろう

粉砕すると、一時的に発見力を大きく高める


富を失った者は、いつかより豊かな富に出会う

ならばより多くを失うべきではないか ── 錆びついた金貨

 

その日の夜、友人は既に突破したとの報告を受けていました。

私は云います。やれるか。

彼は答えました。やるか。

 

夜の我々はもう朝の我々ではありませんでした。特に私は犬に何度倒されようと出撃ボタンを押し続ける機械でした。夜の王に対する憎悪で駆動する機械です。負けた、次、負けた、次、負けた、次、何故なんだ。機械なのに。痛みなんてないのに。目の奥が熱いんだ。

 

味気ないレーションを食い 泥水のようなフィーカをすする うんざりするが……それこそが人間だ ── V.Ⅲ オキーフ

 

私はすっかり忘れていました。スプラトゥーン3で初めてS+を踏むまで何が足りていなかったのかを。それは感謝でした。利敵スペシャルもゼロキルリッターも等しくその向こうには心があり皆人間なんだよ。

 

ありがとう、野良の人

ありがとう、フレンド

そして何より感謝すべき、ありがとうグラディウス

強くいてくれて、ありがとうありがとうありがとう

 

ピシッッ(最後の一撃は、せつない)

 

夜の獣、グラディウス 踏破

 

 

私とナイトレイン DAY1

「もうエルデンリングに続編は作らないんじゃなかったのか?」とDLC実装からの間もない発表に興味が追いつかなかった私はいつからかこの作品を待望していました。

 

ELDEN RING NIGHTREIGN

 

理由は色々ありますが、第一にナイトレインがどうやらローグライク形式だと知ったのが大きかったような記憶があります。

真っ先に思い出したのがブラボの聖杯ダンジョン。今なお多くの狩人をそこに閉じ込めて離さないと噂の人生破壊コンテンツである聖杯ダンジョンに似た匂いを感じた時、ナイトレインと添い遂げてもいいと考えた私です。

 

それからの日々は待ち遠しいものでした。もはや恋と言っていいのかもしれないなどと気持ちの悪い具合になっていました。発売が近づくにつれて小出しされる情報をなるべく吸い上げるようにしてきました。嗅ぐだけでは足りなくなりダクソ2まで買ってしまいました。アマナの祭壇と聞けば吐き気がする身体になりました。それでも埋められない時間で全身が張り裂けそうでした。啓蒙の昂まりと共に発売日前日に至ってSwitch版モンスターファームを買いそうになるなどもう制御が限界でした。私は私を説明出来なくなったのです。

 

 

 

DAY1

遂にその日がきました。

ちょうど日付が変わる頃からナイトレインがプレイできるその時が。

私は夜を渡るべく、仕事から帰宅した後、即仮眠を取りました。勿論事前ダウンロードは済ませてあります。目が覚めたらきっとそこはリムグレイブなのだと避けようのない未来に想いを馳せ微睡みへと埋まります。

爆睡してしまいました。気づけば深夜1時。バカな。ああ、絶望があるぞ。私はちゃんと疲れたおじさんだったんだ。

 

醜く歪んだ獣憑き

私を嘲り、罵倒した者たち、彼らの言うとおりだったということか

ヒッ、フヒッ ヒヒッ、ヒヒヒッ、ヒヒヒヒヒーッ

すべて醒めぬ悪夢だったか ── 聖剣のルドウイーク

 

ともあれ落ち込んでもいられません。前夜から待ち合わせた友人と合流しました。友人はどうやらチュートリアルまで済ませた模様。待ってて、すぐ行く。

操作を簡単に確認。ソウルシリーズ由来の操作感に戸惑いはありません。強いて言えばダクソ2がPS4対応のキーコンフィグだったために丸バツボタンが逆のまま慣れており戸惑いました。戸惑いがそこにあるぞ。

進むとどうやら仲間が死にかかっています。蘇生せよとの指示が。手持ちの騎士剣で叩き起こします。果たしてこれは蘇生なのかと戸惑いました。ああ、戸惑い。

その先にある開けた場所で懐かしい声。ターァニッシュ、マルギット先生です。なるほどチュートリアルボスってワケか。あたしゃ知ってんだ。死にイベントでも勝ちルートがあるってね。

無事死にました。

 

死を抜けるとそこには円卓が。しかしながら所々朽ちかかっているじゃありませんか。

せっかくなのでいろいろ見てまわります。なんもわからん。

ともあれここで友人と合流しパーティーを組みます。

本作は3人でのマルチプレイゲームとなっており、マッチングシステムにより集ったメンツと彼の地リムグレイブに放り出され三日間を共にするわけです。

ここで気づき、リムベルドって何?

私がリムグレイブだと思って読んでた単語がリムベルドでした。某Xでもリムベルドとしっかりポストしつつ頭ではリムグレイブで本当はリムベルドでありリムグレイブではなかったのです。戸惑いに注意しろ。

 

なんでもいい。やるぞ。出撃開始。

三日目に対峙するボスは事前に選択出来るようですが、この時点では三つ首の獣のみでした。

なんでもかまわん。来い。

マッチング成立。趣味年齢年収がバレない良システム。

 

ああ、絶景。

相変わらず絵作りがいいなフロムソフトウェアさん。

右も左もわからないがとりあえずタゲ取れるのが敵了解。武器落ちてる、盾落ちてる、死にそう、あっち行ってみよう、死にそう、ここで聖杯瓶取れるっぽいね、なんか強そうなドラゴンいますね、死にそう、楽しい。楽しいぞナイトレイン!

 

期待は間違いではなかった。

これはエルデンリングであって、同時にそうではない作品だ。懐かしさと新鮮味が同居して、見覚えの中に発見が潜んでいる。ありがとう、ナイトレイン。

 

そして一日に夜が訪れる。大地には死の雨が降り注ぎ、居場所を奪っていく果てにボスとの戦いが待っていました。初めてのボスは亜人の女王&剣聖。ヨシ(たぶんオンジ)!ヨシ(間違いなくオンジ)さんじゃないか!

我々はかつてエルデの王だった者。亜人如きに遅れはとらんさ。

 

死にました。たまらん!そうこなくちゃ!夜はこれからなんだから!

 

だんだんとわかってきたことがあります。このゲーム、さては難しいな?

三日なんて過ごせるのか?どうすれば?

 

黄金の逆棘のもたらす、永遠の苦痛の中で

ミドラーは、ナナヤの言葉に縋っていた

耐えてください

それは、呪いの言葉であった ── 狂い火の王の追憶

 

これはフロムゲーです。

諦めなかった者達だけが築き上げてきた今としてナイトレインがある。

我々に出来ることは諦めないこと。

 

やがて辿り着いた三日目。

夜の獣、グラディウス

 

来いよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無理じゃね? ── とある夜渡りの日記

理解が終わるとどうなる?知らんのか?理解が始まる -『学園アイドルマスター』-

f:id:pefnk:20240605000046j:image

 もっと近くでも大丈夫ですよ!

 ……。

 

 毎度お世話になっております。ゐつPです。

 さてさて……達してしまいました。

f:id:pefnk:20240605000534j:image

 弊学園からも遂に初のA+(親愛度10)のアイドルが出てしまいました。もちろんテマリツキムラさんです。めーーえちゃくちゃ試行錯誤した。死ぬかと思った。生きてた。よかったーーーッ!!!バンザーーーーーッイ!!!

 というわけでどうなるかと申し上げますとTrue endのその先、エンドロール及びエンディングテーマ付きの第10話が流れました。これまでの血の滲むような労苦が全て報われる感動のフィナーレ。やってはなかった公文式、やってきてよかった学園アイドルマスターというわけです。

f:id:pefnk:20240605001505p:image

f:id:pefnk:20240605001512p:image

 しかしこれはまだ始まったばかりです。まだ先がある。S? なんそれ? A+でさえカツカツのカツだったのにまだ上があるんです。無理すぎておらドドドドキドキ(不整脈)すっぞ。まだまだやれることがあるんだと思うと涙が溢れて眼球が千切れそうです。もちろん嬉し涙ですよ。まあでも一先ずはお疲れ様でしたといったところ。テマリツキムラさん、ありがとうございました。弊学園の一番があなたで光栄です。私はこれからテマリツキムラさん以外のプロデュースも頑張っていきたいと思いつつ、このモチベーションも、明日明後日明々後日と生きていけるのもテマリツキムラさんのおかげです。はい。

 

……

…………

………………。

f:id:pefnk:20240605002651j:image

↑2024/6現在 未実装の女。

 秦谷美鈴。待っとれよ(石を積み上げる音)。

 

あれから僕たちは -『学園アイドルマスター』-

 毎度お世話になっております。ゐつPです。

 さて「藤田をプロデュース」ですがもうDL当日にはTrue end踏んでしまいました。ならもう終わりかと思っていたところでした。f:id:pefnk:20240603110751p:image

 

 ところが旧来より、癖に関して信頼を置いている友人から「何が終わりじゃ!」と叱咤激励を頂戴致しまして、そうだよなまだ始まったばかりだよな止まるんじゃねえぞ!ウォリャーーーーッ!気合いの10連ガシャをしてしまいました。もちろん爆死です。

 しかし私もだんだんとコツを掴んでまいりましたので藤田みたいなロジック型好印象デッキ(スリップダメージ蓄積の毒アグロ)の立ち回りはなんとなくわかってきた次第です。そして出会ってしまいました。

 

f:id:pefnk:20240603113951p:image

 月村手毬さん。今作の蒼の系譜。見た目はもう如月千早から続く伝統のクールですが、性格は神崎蘭子ばりに本音を語れないおもしれー女でした。過去に組んでたユニットを喧嘩別れという形で解散しており、今もなお後悔と共に引きずっているこのテマリツキムラさんのプロデュースに携わった時、私ははっきりとこう言われました。

 

「プロデューサー、手離したら殺すで」

 

 昨日起きてからずっと、どうすればテマリツキムラさんとTrue endのその先A+(親愛度10)に到達出来るかを考えていた私です。Pレベルも気づいたら紫雲清夏さん、葛城リーリヤさんTrue endしてもうて25やど。

f:id:pefnk:20240603120420p:image

f:id:pefnk:20240603120423p:image

あとは運の部分でギリギリ踏めない。鬼門は1回目の追い込みと最終試験の立ち回りか。サポートとメモリーの厳選を詰めればいけるんか。やはり終わりなんか。分からん、わからんわからんわからんわからんわからーーー

f:id:pefnk:20240603115635p:image

「プロデューサー、手離したら殺すで」

 

 f:id:pefnk:20240603115820j:image

 月村手毬、本日が誕生日です。おめでとう。

 

 

テッペン取るか藤田 -『学園アイドルマスター』-

 急に呼び出しがあり仕事をしていた日曜。笑える。明日からは雨らしい。つまり今日はよく晴れていた。だが終わった。終わったんだよ日曜日はな。ないんだよ、もうそこにないんだ。

 

 嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だわYAZAWAッッ!

 俺は確かに日曜日だったことにしたい。なんとしてでも今週も確かに休んだんだと実感したい。明日は雨だぞ! プロデューサーになることにした。

 

 イニシエのいつだか。俺はゐつPだった。アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージデレステってやつだな。もうとっくの昔に引退したはずのP業。今はストリートファイターの俺だ。でもストリートファイトじゃ日曜は取り返せなかった。なぜなら平日もやってるからだ。そこで最近リリースされたらしいアイマス新作を思い出した俺だ。でも迷った。なぜならプロデューサーってのはしんどいからな。心も身体もボロボロになりながらアイドルに寄り添わなきゃならないからな。バカな真似はよせ。もうこの歳じゃ無理だよお前には。

 

f:id:pefnk:20240526213547p:image

 

 ……。

 

f:id:pefnk:20240526213655j:image

 

f:id:pefnk:20240526213712j:image

 

 テッペン取るか、藤田。

どうかしてるみたい

どれか一つをえらべば 
音をたてて壊れる
それが愛だなんて 
おどけて君は笑ってた

(Galileo Galilei青い栞』)

 

 えー、逝きました。眼鏡。いくつ目かはもう数えていません。これまでも踏んだりぶつけたり失くしたりといろいろやってきましたが今回は掛けようとしたら折れました。天寿です。プリッツみたいでした。

 

 眼鏡との付き合いは十七の頃よりで数えてみれば長い月日を経てきたものです。コンタクトレンズは痛そう、それだけで眼鏡をかけつづけてきました。何ページも費やして綴られたぼくらの気分です。

 

 折れたーーーーッアーーーーーッ!!

めんまーーーーッもういいーーーッかーーーッあいッッ!!

f:id:pefnk:20240126121435j:image

家族の話

かぞく【家族】

同じ家に住み生活を共にする、配偶者および血縁の人々。「──構成」

(引用:岩波書店『岩波国語辞典第七版』)

 

 つまりすみっコぐらしのことです。去ること11月3日、『映画すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎのコ』が公開されました。拍手!!

 この記念すべき家族の門出に際して、私はあろうことか別の映画を観に行くことにしました。そちらの作品については割愛しますが、こちらも公開初日であり、結果的に私は家族よりもそちらを選んでしまいました。

 

 ゴメン!

 

 ただ言い訳させてもらえるなら、私は家族のことを心から信頼していました。どう転んだって君たちは素晴らしく尊いのです。だから今回だけは許してほしい。こっちも観たかったんや。とはいえ私は自分自身が許せませんでした。どんなに信頼があったとしても私が一方的に彼らを裏切ってしまったのは事実です。

 彼らと初めて出会ったのはもう二年ほど前になりますか。厳密に言えば生まれる前から共にあったわけですが、神の悪戯か悪魔の仕業か、私は彼らと共有したはずの記憶を残酷な運命に抹消されてしまったがゆえに、初めは彼らのことをハロー何某の仲間かなんかだと思って遠くから見ていました。

 その日は朝から暇を持て余し、特にしたいこともなくただ時間を無為に過ごしていた私でした。退屈だし映画でも観るかとサブスクチャンネルを徐に開きます。未視聴作品のユーザーレビューをいつもは見ないでいる私でしたが、その作品はなにやら異様に評価が高く、猜疑心の塊であるところの自分は「こんな子供だましの絵柄がなんぼのもんじゃい」とついつい目を通してしまいました。そこには「とにかく泣ける」と誰もが書き込んでおり、大人こそ観るべきなど宣う輩も多々見られたのです。私はそのことでより一層疑いを強めました。作品の名は『映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』といいました。

 始まった途端Eテレのようなほわんほわんした空気がながれ、いかにも可愛いでしょといったようなあざとさを持つキャラクターが優しげなナレーションに連れらてひょこひょこ動いておりました。はいはい可愛いねえ教育教育と、俺の全米はこんなもんでは泣かんよと、冷めきった目つきで観ておったわけです。いまいちのめり込めないせいか残りの尺なども気にする始末。こんなことなら当時ハマっていたApexの実況でも見ときゃよかったなとなってきました。ところが物語が半分を過ぎた頃、私は彼らの様子に少し変化を感じだしたのです。今までただ可愛げな見せ物を振る舞っていた彼らから伝わってくるのは「心」でした。ラスト10分ともなればぬくもりが頬を伝い、一向に止まりませんでした。思い出したのです。私がこの世に生を受け一年にも満たない頃、自分が彼らと共にあり過ごしてきた日々の記憶を。すみっコたちは私の家族でした。

 

 そんな家族が頑張る姿をこのまま見過ごしていいのか。否。否、否!否!いいわけがない!

 気づけば朝8時からの上映チケットを買っていた私でした。流石に早すぎて家族連れどころか観客そのものが少なかったです。人が少ないことでむしろ私みたいなそこそこ歳を食った者が一人で入場する悪目立ちは一入だったと思います。関係ない。なぜならすみっコは家族だから。上映が始まってからコンマ一秒たりと見逃せる場面がありませんでした。最後の場面では逝きかけました。本作は劇場で観ることを是非おすすめします。その意味がある作品です。口にこそ出しませんでしたが心は「あぁ」とか「しろくまーーーーッ」とか「とかげ(ニヨニヨ)」と相当気色悪い仕上がりになっていたように思います。我が子が運動会で頑張る姿を見守る時ってこんな気持ちやねんな。

 見終わった後、私はポケットからハンカチを取り出し目元の湿りを拭き取ると外に出て空を見上げました。そしてそっと呟きます。ありがとうございました感謝感謝感謝ありがとーーーッすみっコぐらしーーーッ

f:id:pefnk:20231104202409j:image