アントーニオの肉一ポンド

返却期限を過ぎました。

感想

家族の話

かぞく【家族】 同じ家に住み生活を共にする、配偶者および血縁の人々。「──構成」 (引用:岩波書店『岩波国語辞典第七版』) つまりすみっコぐらしのことです。去ること11月3日、『映画すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎのコ』が公開されました。拍手!!…

『Lies of P』嘘をつき倒しました

イタリアの童話『ピノッキオの冒険』の世界観をモチーフとした韓国産アクションRPGである本作はフロムソフトウェアの代表作『ダークソウル』等に見られるソウルシリーズを踏襲するソウルライク作品となっており高い難度を設定された所謂死にゲーです。この手…

『アーマード・コアⅥ』火をつけました燃え残った全てに

去る2023年8月25日、満を持して発売された『アーマード・コアⅥ』ですが昨日全ミッションを終え全てのストーリーを拝みました。 私は今シリーズの熱狂的なファンというわけでなく他はACAAくらいしかやったことがないにも拘らず本作の発売を楽しみにしてました…

FF16クリアしました(完全版)

FF16一先ず1周目クリアしました。なのでできるだけネタバレ回避して感想を残しておきたいと思います。ちなみに私はファイナルファンタジーのナンバリングタイトルだと9までしか手をつけておらず今作は久々のファイナルファンタジーであることを断っておきま…

FF16クリアしました

おもしれー! やれーー!

和田島イサキ『セックス』を読む

𝙎 𝙀 𝙓 - セックス(和田島イサキ) - カクヨム 私は考えていた。何言ってんだこの人。考えてはみたが辿り着きそうになかったので生まれてはじめてマックデリバリーというものを試してみようという気になった。個人情報を入力しながら先程までの考えがよぎり…

草森ゆき『アンダードッグ』を読む

新しく公開しました1 - アンダードッグ - カクヨム https://t.co/ibqwp4CLJB秘技!トカゲちゃんリスペクト見切り発車!— 草森 (@koubutuhasakana) 2023年3月23日 田舎町を舞台に少年と犬好きの男の交流を描く。こう書くと実にアットホームな印象を受けるがそ…

狐『ビタースイート・モラトリアム』を読む

よかった。特に御家人、山王丸五郎左衛門が謀叛の夜にお鷹から差し出された味噌粥を書き込む場面で背筋が震えた。"戸を開くと夜風が吹き抜けた。月の灯りが差し込んでお鷹の濡れた頬に反射する。"味わい深い一節。ふゆのいろビタースイート・モラトリアム/…

カシュニッツ「白熊」

夫が帰宅する。自室は暗く声だけが聞こえる。暗がりの向こうからそれ以上近づこうとしない夫の声は彼のものだが姿は一向に見えない。妻は夫の態度を不審に感じる。会話だけが続く中暗い部屋とは反対に徐々に浮かび上がる二人の背景。動物園で出会った二人の…

私と希望ヶ峰学園 

始めてしまいました。ダンガンロンパ。 なぜ今ダンガンロンパか。モンハンがひと段落したからです。モンハン、ダンガン、ダンロン。似ていますね。 知らない人のために言っておくとダンガンロンパは希望ヶ峰学園と呼ばれる、何かしらの才能に特化した高校生…

朱坂ノクチルカ『苗代沢事件簿─はぐれ者どもの300日戦争─』を読む

"俺は……! 巨乳でふわふわの髪のッ! いい匂いのする女の子が好きでしゅ!" えー、これが苗代沢千佳ちゃんです。 というわけでして今日(2022/6/5現在)は朱坂ノクチルカさんの『苗代沢事件簿─はぐれ者どもの300日戦争─』を読んでおりました。今作はまだ連載…

和田島イサキ『泣かないで青葉さん、どうしても泣くならそれ僕にだけ見せて』を読む

1969年生まれ。父ブランブルー、母タニノチエリ。 異父兄に2冠馬タニノムーティエ。 兄タニノムーティエが菊花賞を最後に引退した翌年にデビューする彼は兄の雪辱を晴らすことを期待されていた。しかしながら3歳でデビューするも4戦1勝と成績は振るわず、骨…

装置か人か -シェイクスピア『ヴェニスの商人』

また気まぐれで白紙に戻してしまった。ここは元々読書の感想や日記を残す場として設けたもので、それがなぜだかどうして創作などするようになって気づけばなんでもありの雑記帳になっていた。何度か名前も変わった。もう殆ど憶えていないがひとつ前は「恐竜…

中井尚子「古い傳説」を読む

非の潜勢力からの疎外ほど、人を貧しく不自由にするものもない。自分ができることから分離されている者は、それでも依然として抵抗すること、しないことはできる。それに対して、自らの非の潜勢力から分離されている者は、何よりもまず、抵抗する能力を失う…

和田島イサキ『アリス・イン・ザ・金閣炎上』を読む(改訂版)

日本国内における西洋医学浸透に多大なる貢献をした杉田玄白はこう云う。 己上手と思わば、はや下手になるの兆としるべし。 『まんがで読破-解体新書』に書いてあった(気がする)。超訳すると「限界を自分で決めるな!クソタレめ!」という戒めである。 また…